【受験・テスト対策】合否を分ける1点を掴み取る、受験生のためのケアレスミス対策

また計算ミスしちゃった…
わかっていたはずなのに、なんで間違えたんだろう…

テストが返却されるたびに、こんな悔しい思いを繰り返していませんか?

どうもこんにちは、個別進学塾トークス平塚校の宮崎です。

ケアレスミスは私たちの努力をいとも簡単に裏切る、非常に厄介な存在ですよね。

多くの生徒・保護者のみなさんが「うちの子は注意力が散漫で…」「本番に弱いタイプで…」と悩まれています。

しかし断言しますが、ケアレスミスの発生は性格や才能の問題ではなく、

技術的な課題

で、正しいトレーニングで克服できます。

今回はケアレスミスを根本から断ち切るための、具体的なアプローチについて、余すところなくお伝えしますね。

この記事を書いた人
宮崎 裕隆

個別進学塾トークス代表の宮崎です!
大手塾に勤務後、独立し茅ヶ崎市に自分の塾を開校。常に満席になることが増えたため、2教室目として平塚市に個別進学塾トークスを立ち上げました。
10年以上の指導歴があり、数百名の合格者を出している、神奈川県の高校受験・大学受験の専門家です。


この記事の他にも、茅ヶ崎市・平塚市の中学生・高校生・保護者のみなさんに向けた記事を書いているので、よければこちらからご覧ください。

ケアレスミスの正体

まず最初に、みなさんが抱いているケアレスミスへの大きな誤解を解くところから始めたいと思います。

それは、

ケアレスミスは注意すれば治る

という考え方です。

もちろん、テスト中に見直しをしたり、意識を集中させたりすることは大切ですよ。

しかし、それだけでは根本的な解決には至らないケースがほとんどでしょう。

なぜなら、ケアレスミスの本質的な原因は「注意不足」ではなく、知識やスキルの定着不足にあるからです。

たとえば、九九の「7×8」を計算するとき、「しち、はち、ごじゅうろく…」と指を折って数える人はいないはずです。

「56」という答えが、思考を介さずに、ほとんど反射的に出てくるのではないでしょうか。

これは、膨大な反復練習によって、九九が脳内で無意識に処理できるレベルにまで落とし込まれているからに他なりません。

一方で、中学数学で習う「−3(2x−5)」のような分配法則の計算はどうでしょう。

頭の中では「マイナスとマイナスをかけるからプラスになって…」と、一つひとつの手順を意識的に処理しているはずです。

この意識的な処理こそが、ケアレスミスが生まれる温床なのです。

脳が難しい問題にリソース(頭の意識)を割かれた瞬間、あるいはテスト終了間際で焦り始めた瞬間、

この意識的な処理のどこかに綻びが生まれ、「-15」を「+15」にするはずが、うっかり「-15」のままにしてしまう。

これが、ケアレスミスの正体です。

つまり、ミスを減らすために本当に必要なのは、「気をつけなさい!」という精神論ではなく、複雑な計算や知識の参照が、

九九のように無意識かつ自動的に行えるレベル

になるまで、徹底的に反復練習を繰り返すこと。

この反復練習こそが、ケアレスミスを減らすための唯一の方法だと思っています。

ケアレスミスの克服方法

では、その反復練習をどのように進めていけば良いのでしょうか。

ここで重要になるのが「覚える」というレベルから一歩進んで、

「使える」レベルまで知識やスキルを昇華させる

という視点です。

みなさんも英単語帳を眺めていて、「あ、この単語、見たことある。知ってる知ってる」と感じた経験はありませんか?

これが「覚えている」状態です。

しかし、その単語が実際の長文問題や英作文の問題で出てきたとき、瞬時に意味が浮かび、正確に書くことができるでしょうか。

もし少しでも迷いが生じるなら、それはまだ「使える」レベルには達していない証拠と言えます。

この「知っているはず」と「実際に使える」の間に横たわる深い溝こそが、ケアレスミスを引き起こします。

数学の公式も同じで、公式を丸暗記していても、

どの問題で、
どの公式を用いて、
どのように活用すればいいのか

を瞬時に判断できなければ意味がありません。

「この問題の図形を見たら、あの定理が使えるな」と、

問題のパターンと解法が脳内で瞬時に結びつく状態

こそが、「使える」レベルだと言えるでしょう。

このレベルに到達するための最も効果的なトレーニングは、アウトプットを前提とした練習に他なりません。

たとえば、新しく覚えた数学の公式があるなら、その公式を使って解ける問題を3問見つけて解いてみる。

歴史の年号と出来事を覚えたら、その出来事がなぜその年に起こったのかを誰かに説明してみる。

このように、インプットした知識を実際に使ってみることで、知識は単なる点から連続性のある線へと強固に結びつきます。

このプロセスこそが、ケアレスミスをなくすための「使える」力を築き上げます。

細かい時間をうまく使う

ここまで、

ケアレスミスをなくすためには「使える」レベルに至るまでの「反復練習」が不可欠である

とお話ししてきました。

しかし、

そんなに何度も何度も反復練習する時間なんて、一体どこにあるんだ?

と、きっとこう思われた方も少なくないでしょう。

部活や習い事で忙しい毎日の中で、まとまった学習時間を確保するのが難しいことは痛いほどよくわかります。

この、勉強時間に関する問題を解決させるかというと、シンプルに

細かい時間を上手く使う

ことです。

たとえば、通学中の電車に乗っている15分、夕食後からお風呂に入るまでの10分、寝る前のベッドに入ってからの5分。

こうしたスキマ時間を、皆さんはどう過ごしているでしょうか。

もし、スマートフォンを何となく眺めているだけだとしたら、それは非常にもったいないですよ。

1日たった15分のスキマ時間も、1ヶ月続ければ450分、実に7時間半もの学習時間になります。

この時間があれば、数学のワークを何十ページも進めることができますし、英単語帳をまるごと1周することだって可能でしょう。

大切なのは、「まとまった時間がないと勉強できない」という思い込みを捨てること。

5分あれば間違えた問題の解き直しができますし、10分あれば社会の重要語句を10個は覚えられます。

ケアレスミスを減らすための反復練習は、長時間集中して行うよりも、むしろ短時間で集中して何度も繰り返す方が効果的です。

このように、ケアレスミスは根性や意識の高さで乗り越えるものではありません。

短時間で集中して何度も繰り返すことで、脳から無意識的に引き出せるようになります。

ぜひ、みなさんも日々のスキマ時間を有効活用して、テストのときに「使える」力をつけましょう。


本日もご覧いただき、ありがとうございました!

これからも、個別進学塾トークス平塚校はブログで役に立つ情報を発信します!(執筆する気力があれば、、)

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ぜひ参考にしてみてください(^^)

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大手塾に勤務後、独立し茅ヶ崎市に自分の塾を開校。常に満席になることが増えたため、2教室目としてトークスを立ち上げました。
10年以上の指導歴があり、数百名の合格者を出している、神奈川県の高校受験・大学受験の専門家です。