【見るだけで内申アップ】中学生の内申点・成績を上げる方法

こんにちは、個別進学塾トークス平塚校 代表の宮崎です。

今回は、内申点(成績)を上げる方法をわかりやすく解説してまいります。

この記事では、

・内申点を伸ばしたい
・なかなか内申点が上がらない
・成績3ではなく4を取りたい

と悩んでいる中学生・保護者さまに向けた内容を書いています。

この記事を読めば、内申点(成績)を上げる方法がわかります。

中学生・保護者のみなさまは、ぜひ参考にしてみてください!

目次

内申点と成績表

まず、内申点はどのようにして決まるのかを知りましょう。

内申点を伸ばす際に、何を頑張れば伸びていくのかを知っておかないと、効率が下がってしまうからです。

内申点と成績表は密接な関係にあるため、どのように影響しているのかをお伝えします。

※以下の文章では「内申点=成績・評定」として表記します。厳密には異なりますが、わかりやすさを重視して説明します。

成績表の見方

中学校の成績表は副教科(音楽・技術・美術・保健体育)も含めた9教科すべてに対して5段階で評価され、中学1年生〜中学3年生の学期末に個人個人へ配られます

2学期制なら2回、3学期制なら3回配布されますが、ここで注意したいのは「その年度中は評価が持ち越し」になることです。(厳密にいえば自治体ごとで異なります。)

よくある間違いとして、

・前期は成績3だったから、後期とても頑張ったのに、学年末も変わらず成績3だった

というケースがあるんですが、前期で成績3ということは、後期だと成績4(の中でもギリギリ4ではない4)を取らなければ学年末で成績4は取れません

学年末の成績は「1年間トータルの成績」であり、「後期の成績」ではないと認識しておきましょう。

保護者の方との面談では結構な頻度で「後期は内申点が入るし…」と言われますが、高校受験に使う内申は前期も含んでいるので、本当に注意してくださいね。

観点別評価について

成績がどのようにして決まるのかというと、観点別で評価されたあとに総合的な評定(=成績)が算出されます。

その観点とは、

知識・技能
思考・判断・表現
主体的に学習に取り組む態度

の3種類で、各々「C、C゜、B、A、A゜」の5段階で評価されます。

観点別の評価を合算し、教科の成績が決まります。

どの組み合わせで成績がいくつになるのかは、以下の表をご確認ください。

神奈川県教育委員会「カリキュラム・マネジメントの一環としての指導と評価」より

各々の観点(知識・技能思考・判断・表現主体的に学習に取り組む態度)についてもお伝えします。

これらは簡単に言いかえるなら、「知識・技能」は基本問題(知識の有無など)、「思考・判断・表現」は応用問題(読み取りや表現力の有無など)です。

主体的に学習に取り組む態度」とは提出物や授業態度だと捉えるとわかりやすいですね。ただ、それ以外に「積極性、粘り強さ、協調性」なども含めて判断されています。

僕は「主体的に学習に取り組む態度」について、「物事に対してどれだけ自発的に、周りを支えつつ、真剣に取り組んでいるか」だと解釈しています。ゆえに、「提出物を出せばいい」「授業中は座ってノートを取って話を聞いていればいい」という浅い理解だと高評価にはなりません

もし学力が低くても、一生懸命に「ワークを解き、答え合わせを行い、解き直し、ワンポイントを書く」ぐらいの取り組みを実行すれば、提出物に関しては良い評価をもらえます
(もっとも、そこまでできる人は学力も高くなると思いますが…)

個人的には「主体的に学習に取り組む態度」は良い指標だと思う反面、評価基準が統一されていないと感じます。先生ごとのバラツキはかなりありますね。

内申点が入る時期と計算方法

内申点が計算される時期は、中学2年生からです。

高校入試で用いられる内申点は、

・中学2年生の学年末の成績
・中学3年生の11月時点での仮成績

の2つの合計値となっており、中学2〜3年生の成績をもとに計算されます。

ちなみに内申点の計算方法は、中学2年生では9教科×5段階評価=MAX45ポイント、中学3年生では9教科×5段階評価×2倍=MAX90ポイント合計135ポイント分の何ポイントか、といった形で行われます。

平塚市周辺の高校は、内申点の目安がオール3〜オール4になっている高校が多いですから、オール4を目指して行動しないと選択肢が実質なくなるんですよね…。

中学1年生は成績を上げなくても良い?

中学2年生からの成績が高校受験で用いられるなら、中学1年生のときはたくさん遊ばせておいても…

と思われた方、要注意です!

自転車のこぎ始めや車のアクセルなどと同じように、成績アップさせるのにも助走が必要です。

今まで全く勉強しなかったのに「中2になったし、明日から毎日2時間勉強するぞ!」なんて言ったところで1週間もすれば元に戻ります。人間の習慣は、自分の意思だけではそう簡単に変えられませんからね。

中学2年生になって成績が伸び始める人は、中学1年生のときに正しい努力を積み重ねた人天才肌かの2パターンです。天才肌ではないのなら、努力を積み重ねる以外に成績アップさせる方法はありません

今まで何もしてなかった人の場合、「中2になったから勉強しよう」ではハッキリ言って遅すぎます

テストの結果として表れるのは平均すると6ヶ月程度はかかりますから、その前から準備しておかないといけません。平均してその期間ですから、人によっては成果が出るまでにもっと時間がかかるケースもあります。

「部活が…」「習いごとが…」という声もありますが、勉強にフライングはありません

やることをとっととやって、成績を伸ばしましょう。

もし、家庭で勉強を進められないなら、さっさと塾に頼ってしまった方が結局のところ費用対効果が高いですよ。歯医者さんと同じく予防がベストです。

内申点を上げるためには

ここからは、実際に内申点を上げる方法をお伝えします。

がむしゃらに勉強を頑張ったところで、あまり成果も見込めません。お子さまに何が足りないのかを把握し、本人へ伝えてみてください。

定期テストの点数を上げる

内申点アップには、何と言っても定期テストの点数アップは外せません。よほどのことがない限り、点数が取れていれば成績4はつきます

定期テストの点数アップのためには、正しい勉強法が必要です。これについてはまた別の記事で詳しくお伝えします。今回は、その中でも「目標点数によってテスト勉強は変えるべし!」ということを知ってほしいなと。

よく「やるからには目標100点でしょ!」みたいに言う人もいますが、現実を知らなさすぎます。
(ちなみに100点は取るものではなく、「取れちゃう」ものです。)

そうではなく、現在50点なら65点を、65点なら80点をキチンと狙って取りましょうということです。

現在50点の人は、基本問題(数学の計算問題、英語の単語など)を全問正解させるだけで65点は超えられますし、65点の人は冷静に文章を読み解ければ80点は超えられるんです。満点を狙っていないので、応用問題や難問は間違えても構いませんし、目標によってはそもそも練習しなくてもいいです。

大事なことは「丁寧に目標設定を行い、正解すべき問題を明確にしてキチンと本番で正解する」ことです。

これを意識できれば、テスト前の勉強も「ここまではできるようにする」といったように勉強が自分ごと化されるので、実際に目標を超えられるようになるでしょう。

自己認識が甘い人ほど、原因究明できずに成績が伸び悩みますね。後述する振り返りの内容を参考にしてみてください。

小テストの点数を上げる

実は小テストも観点別評価に関係しています。先生によって小テストの多い少ないはあれど、小テスト・スピーチ・グループワークなどは全て成績に関係していると思ってください。

「部活が忙しくて、なかなか普段の勉強が…」
「塾に通ってるけど、小テストの対策はやってくれない…」

という状況は危険です。

部活が忙しくても1日1時間〜1時間半程度は勉強に触っておくと良いです。すでに塾に通っているなら一度先生に相談してみるか、小テスト対策もやってくれる塾への転塾も考えましょう。

小テスト自体の範囲は狭いですし、問題数もそこまで多くは出題されない(大抵5問〜20問程度)ので、普段から勉強に取り組んでいれば、満点を取れるでしょう。というか、成績4以上を目指すなら小テストは満点を取ってください。多くてもミスは1〜2問に抑えておきたいです。

小テストの勉強は、暗記系(英語の単語、社会の用語)のテストなら教科書の確認やプリントを「2秒以内に出せるように」練習する。計算系(数学全般、理科の濃度など)のテストなら、もらったプリントや塾・学校のワークを実際に解いて練習するように取り組んでみてください。

提出物の質を上げる(提出物の出し方)

意外とお母さん世代が知らないのが、「提出物をただ出すだけでは評価が低い」ことです。「キレイな字で丸付けしてあるから高評価がもらえる」ことはありませんので要注意です。

何をすればいいのかというと「解答し、答え合わせを行い、解き直し、ワンポイントを書く」ことです。

例えば数学のワークでいえば、

①解く…途中式と答えをハッキリと書く
②答え合わせ…赤ペンで◯と✕をつけるが、正答は書かない
③解き直し…間違いは消さず、別のスペースに鉛筆で解く
※スペースがなければルーズリーフに書き、のり等で貼る
④ワンポイント…ミス原因や自分なりの解法のコツを青ペンで記入

このような手順で提出物をすすめれば高評価をもらえる可能性が高くなります。

ここまでしているのか否かで、「主体的に学習に取り組む態度」における自発性・真剣さの評価は変わると感じています。もし、ここまでやっても周囲の人と評価が同じなら、逆にどうすれば提出物の評価が上がるのかを先生に直接聞いてみましょう。

やってみるとわかりますが、面倒くさいと思います。中には、丸つけすら面倒に思うお子さまもいるのではないでしょうか。

しかし、面倒くさいことに対して真正面から向き合う姿は、受け取った先生からしたら「おっ!」と思うハズです。他の人がそこまでやり込んでいないうちがチャンスです。今のうちに提出物の出し方をマスターしてしまいましょう。

面倒「だからやらない」のと、面倒「だけどやる」のとでは、20代以降の世界がまるで違います。「面倒ごとは試されごと」ですから、たくさんの面倒を超えて信頼される人になってほしいですね。

内申点が伸びない人の特徴

ここまでは内申点の上げ方についてお話をしてまいりました。反対に、ここからは伸びない人の特徴をご紹介します。該当するなぁ…と感じられたら、今日から直してまいりましょう!

勉強習慣がない

多くの場合、勉強習慣がなければ内申点は伸びません。断言できます!

小学校と違い、中学校は勉強の内容や範囲が深く広いです。中学1年生の夏休みくらいまではまだ進度も遅く、内容も浅いですが、そこからの進度は急に早くなり、内容も深くなります。

地頭が良い人であれば多少サボってもなんとかなりますが、そうでないなら毎日勉強しましょう。

1週間のうち1日だけ7時間勉強する人と、毎日1時間勉強する人とでは、合計の勉強時間が同じでも毎日勉強する人の方が成果を出せます。これはその人の能力の問題というより、記憶のメカニズムの話ですから努力で変えられるものではありません。

毎日の勉強を習慣づけるコツは、とりあえず机の前に座ることです。「毎日1時間勉強しよう!」だとハードルが高すぎて、続かないんですよね。なので「とりあえず毎日、机の前に座るぞ!」でオッケーです。ちなみに、僕たちが運営している個別進学塾トークスでは先生と一緒につくった勉強計画表(冒険の書といいます)があるんですが、入会したての人へは「冒険の書を開こう!」と伝えています。

え、座るだけでいいの?と思われたかもしれませんが、実際に座ったときに座ったからハイもう終わりでオッケー!となる子は少ないです。せっかく座ったことだし、とりあえずやってみるかといった感じでテキストを開きます。サンクコスト効果という心理学を応用した考え方ですね。

このように大きなゴールではなく、小さなゴールを積み重ねるイメージで取り組むと、習慣化は上手くできます。僕たちは「誰でも勉強習慣がつくように」仕組みを整えている勉強習慣化のプロなので、なかなかお子さまの勉強習慣がつかないようであれば、LINEで気軽に聞いてみてください。

反省(振り返り)をしない

テストが終わったり、成績表を返却されたときには振り返りをしましょう。振り返りをしないと、次回また同じ間違いをするためです。特にテストは振り返りまでがテストです。勉強して、本番解いてハイおしまいでは一生成長しません。

反省や振り返りと聞くと、悪い点ばかりを挙げて「頑張ります」「気をつけます」と羅列する人がいるんですが、それだけだと全く無意味なのでやらない方がマシです。どう頑張るのか、何に気をつけるのかを具体的に考えないと正直なところ時間のムダです。

正しい振り返りとは結果ではなく行動にフォーカスし、次に向けた行動を改善することです。

テスト前の行動は何が良かった(悪かった)のか、そこから次回に向けてはどう継続する(改善する)のかを決めることが大事なのであって、結果に対してアレコレ言うことではありません。この点について、多くのご家庭が勘違いしています。

そして振り返りの際には改善案・継続案ともに、必ず数字を使いましょう。例えば「次は英語の勉強を頑張ります」よりも「英語で80点を取るために単語を2日おきに30個ずつ練習する」という方が、具体的ですよね。

上手に振り返りを活用して、次につながるアクションに取り組みましょう。

無駄な努力をしている

勉強しているのにテストの点数が伸びない…という人は、正しく努力できていない可能性があります。0に何をかけても0になるのと同じく、間違った努力を続けていても成果が出ることはありません。

例えば数学の点数が40点なのに、応用問題を一生懸命に解いてたりするケースがあるんですが、そもそも40点くらいの点数ならば定期テストの後半にある応用問題の前に計算練習や基本問題の理解が先です。このような場合、いくら応用問題を練習したところで、テスト本番でスラスラ書けるようにはなりませんからね。応用問題に時間とエネルギーを割くより、計算問題を反復練習してスピードと正確性を高めた方が確実にプラス15点取れます。

このように、お母さんの目から見ると一生懸命に映るんですが、実際には無意味な努力を重ねてしまっている場合がまぁまぁな確率であります。本人も頑張っているだけに、つらいと思いますよ。

そうならないためには、正しい努力を積み重ねることが大切です。今、自分にとって何が必要なのか、何をすべきかを精査し、点数アップに直結することに優先して取り組んだ方が、成果が出ますしモチベーションも保てます。

正しい努力の積み重ね方は、自分自身の状態や状況によって変わります。今現在、塾に通っているなら塾の先生に聞いてみましょう。もし先生からのアドバイスがしっくりこなかったり、塾に通っていない場合は、LINEからアドバイスできますので、ひとこと欲しい人は遠慮なくどうぞ。

努力してる風な努力ではなく、成果に結びつく努力をしたいですよね。せっかく時間を割くなら。


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この記事を書いた人

個別進学塾トークス代表の宮崎です!
大手塾に勤務後、独立し茅ヶ崎市に自分の塾を開校。常に満席になることが増えたため、2教室目としてトークスを立ち上げました。
10年以上の指導歴があり、数百名の合格者を出している、神奈川県の高校受験・大学受験の専門家です。

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