【神奈川県高校受験】私立高校の入試と選び方

こんにちは、個別進学塾トークス平塚校 代表の宮崎です。

今回は、神奈川県の私立高校の入試と選び方について、わかりやすく解説してまいります。

この記事では、

・高校受験の併願校で悩んでいる
・私立高校入試のしくみを知りたい
・高校選びで失敗したくない

と思っている中学生・保護者さまに向けた内容を書いています。

この記事を読めば、私立高校の入試と選び方がわかります。

中学生・保護者さまは、ぜひ参考にしてみてください!

※本記事ではわかりやすさを優先させるため、イメージしやすい言葉で説明をしています。ご了承ください。

この記事を書いた人
宮崎 裕隆

個別進学塾トークス代表の宮崎です!
大手塾に勤務後、独立し茅ヶ崎市に自分の塾を開校。常に満席になることが増えたため、2教室目としてトークスを立ち上げました。
10年以上の指導歴があり、数百名の合格者を出している、神奈川県の高校受験・大学受験の専門家です。

目次

神奈川県私立高校の入試のしくみ

神奈川県の私立高校入試は、公立高校入試とはシステムが異なります。まずは、どのようにして合否が決まるのかを知りましょう。

私立高校の受験方法

神奈川県私立高校受験には、以下の受験方法があります。

①推薦入試
②一般入試<専願>
③一般入試<併願>

④オープン入試

これらについては、細かな違いはありますが

①推薦入試、②一般入試<専願>、③一般入試<併願>の3つは「事前確約型
④オープン入試は「オープン型

というグループに分かれると思ってください。

事前確約型」は中学校⇔私立高校間で事前に相談が行われ、高校側から要求されている成績基準よりも高ければ事実上の合格が確定となる受験方法です。

例年、11月下旬〜12月に実施される中学校での三者面談で担任の先生からOKが出れば(実質的に)合格ですし、そうでなければ志望校を変える必要があります。

オープン型」は完全に実力勝負の試験となり、実際にテストを受けてボーダーラインよりも高ければ合格、低ければ不合格となります。

中学校での内申点は一切関係ないため、試験への自信がある人に向いている受験方法といえるでしょう。

事前確約型

事前確約型」は推薦入試、一般入試<専願>、一般入試<併願>をひとくくりにした呼び方ですが、いずれも「事前相談」で決まる点は共通です。

それぞれの違いは、以下の通りです。

スクロールできます
併願専願推薦
出願資格成績基準を満たす成績基準を満たす
併願より基準が低め
成績基準を満たす
校長の推薦が必要
他校受験できるできないできない
筆記試験あり※あり※なし
面接・作文等あり※あり※あり※
※筆記試験や面接がない場合もあります。

多くの場合、併願か専願で私立高校を選択することになると思います。

最もメジャーなのは「公立高校+押さえで私立高校1校」というパターン。これなら公立高校が不合格でも私立高校に進学できるので、受験後の進学について不安がなくなります

専願での受験は併願に比べて成績基準が少しだけ低くなりますが、公立高校を受験できないというデメリットがあります。私立高校が第一志望の場合は、専願で出願すると良いでしょう。

サッカーや野球のクラブチームに所属している場合は、スポーツ推薦がもらえることがあります。もちろん、成績要件を満たしていないとダメですよ。

そのためスポーツの技術と学校の成績、両面からレベルアップさせる必要があります。

神奈川県の私立高校入試において最上位校を受けない場合、通常はこの「事前確約型」で併願校を考えると良いでしょう。

オープン型

オープン入試」は慶應義塾中央大学附属横浜などの神奈川県内最上位校を中心に、アレセイア湘南湘南工科大学附属鵠沼高校などでも採用されています。

試験科目は英語・数学・国語の3教科に加えて、一部の学校は面接試験を導入している学校もあります。(科目は学校により異なります。)

最上位校のオープン入試は難易度が高く、公立高校入試の特色検査と同等〜それより負荷の高い練習が必要です。

最上位校でない学校をオープン入試で受験するケースとしては、「成績基準はギリギリ届いていないが、どうしても入学したい私立高校がある」といった場合が想定されます。

成績基準の計算式は?

成績基準は各高校により異なります。よくあるパターンとしては、

・2年の9教科+3年の9教科✕2
・2年の9教科+3年の9教科
・2年の5教科+3年の5教科✕2
・3年の9教科
・3年の5教科

などが挙げられます。

1年生から成績基準に入ることはまれで、2年生〜3年生の成績で判定されることが多いですね。

いずれにせよ、2年生以降の成績は合否に直結しているため、早めの段階で成績アップできるように取り組む必要があります。

英検・漢検などの加点はある?

私立高校受験においては、英検や漢検・スポーツや芸術の優秀賞・中学校皆勤賞などによる加点があります。(公立高校入試には一切ありません。)

どれぐらい加点が認められるのかは高校ごとで異なり、私立高校であっても加点項目がない学校もあります。

具体的な例を挙げると、英検だと3級で+1〜2、準2級で+2〜3ポイントされる高校が多いように感じますね。中には説明会参加で+1といった高校も。

ただし、加点は無限に認められるわけではなく、多くの高校では「加点は2〜4ポイントまで」のように上限が設定されています。

加点は積極的に狙いたいところですが、そもそもの成績をおろそかにしないよう注意しましょう。

神奈川県私立高校の選び方

ここからは「事前確約型」の入試で、公立高校と私立高校を併願するときのポイントについてお伝えします。

内申点・成績

どんなに入学したい学校があったとしても、成績要件を満たさなければ合格できません。

そのため、本格的に私立高校を探す段階になったら現時点の成績から考えて、実際に成績基準を上回ることができそうな高校をリストアップしましょう。

成績が上がった場合、キープの場合、下がった場合のうち最低2パターンほど想定しておくと、直前期に慌てなくなります。

場所の近さ

高校の所在地も重要なポイントです。通学時間が片道30分の高校と片道1.5時間の高校では、往復で考えると1週間で10時間1ヶ月だと40時間ほどの差になります。

とはいえ近所に高校があるとは限りませんから、目安としては自宅から学校までの所要時間が片道1時間程度の高校を選ぶと良いでしょう。

もちろん、どうしても通いたい高校がある場合には遠方でも検討すべきですが、「通うだけで疲れてしまう」ことが想定されます。入学することが目的ではなく、そこから3年間通うことになりますから、身体的な負担や部活・遊ぶ時間・勉強時間のバランスを考えると、遠方の学校は慎重に考えた方が良いですね。

部活・行事・カリキュラム

公立高校と比較すると私立高校は部活が盛んだったり、イベントや行事が多かったり、地域と連携した授業などの特徴が見えます。

・他校にはない珍しい部活
・海外へのホームステイ
・交換留学生との交流
・地元企業と連携した学習

など、各高校で様々な取り組みがなされています。

事前に「どのような高校生活を送りたいのか」をご家庭で話し合い、子どもの興味を探ることでどの高校と親和性が高いのかがわかります。これができるからこの高校という目線で考えると、自然と志望校は絞られるでしょう。

納得感の有無

ここまではお母さまに向けた内容が中心でしたが、最後はお子さま本人の納得感が大切です。

併願で受験にのぞんで私立高校に進学する場合、公立高校は残念ながら不合格になっているはずです。

涙の合格発表から1ヶ月、私立高校へ入学するときに

本当は第一志望の公立高校に進むはずだったのに…

と思うのか、

どちらも行きたい高校だったから、縁があったこの私立高校で楽しもう!

と思うのかで、今後3年間の過ごし方が変わります

もし公立高校に落ちたとしても積極的に行きたいと思えるような、納得感を持てる高校に出会えたら最高ですね。この納得感は、直接高校に行ってみて、先輩や先生たちの雰囲気を見てみることで生まれます。

もちろん進学実績や特徴といった高校のスペックも重要です。決して、軽視していいわけではありません。

しかし、最後の最後はフィーリングです。

自分自身が3年間通う場所になるわけですから、「ここに通いたい!」と強く思える高校を併願先にできたら、仮に公立高校が不合格だったとしても希望ある高校生活を送れると思いますよ。

神奈川県私立高校を選ぶときの注意点

いざ私立高校を選ぼうと思ったとき、「子どもに合わない高校はなるべく避けたいな」と思うお母さまも多いと思います。そんな、私立高校を選ぶときの注意点をまとめましたので、お伝えします。

雰囲気が合っているか

いくら成績基準や場所の条件を満たしていても、子どもが求めている雰囲気と合わないような場合には避けておいた方が良いです。

・のびのび⇔かっちり
・制服⇔私服
・伝統⇔革新
・自然⇔都会
・元気⇔まじめ

など、雰囲気は高校ごとで違います。いずれもどちらが良い悪いという話ではなく、子どもに合うかどうかが大事です。

ネット上の情報やママ友の情報だけではなく説明会や個別相談会など、なるべく現地に行って実際の雰囲気を確かめてみましょう。

授業料以外の学費を確認する

高校に通う学費としては、授業料以外にも入学金・施設費・教材費・修学旅行積立金などの費用がかかります。

国と神奈川県の授業料補助制度により、実際にかかる費用は下がることもありますが…それでも高校によっては意外と学費がかかってしまうことも。高校の説明会で配られる資料の中には学費に関する資料もあるはずなので、よく確認しておきましょう。

ちなみに、初年度納入金が安い神奈川県の私立高校は以下の通りです。
※年度により変わる可能性があるため、最新情報は高校に確認してください。

順位高校名初年度納入金
1位平塚学園¥773,400
2位柏木学園¥788,000
3位藤沢翔陵¥821,400
4位鵠沼¥834,000
5位光明学園相模原¥850,000
6位旭丘¥871,700
7位横浜隼人¥874,000
8位藤嶺学園藤沢¥892,000
9位湘南工科大学附属¥902,000
10位聖和学院¥904,000
※「study高校受験」より引用

アピール内容と実績が紐づいているか

もっとも注意すべきポイントがこちらです。説明会で言っていることと、実態がかけ離れている学校もそれなりに存在します。

・授業に加え、iPadでいつでも復習できます!
・アクティブラーニングで自主性アップ!
・英語は放課後講座で外国人の先生から教えてもらえます!

このように私立高校は「ICT教材の活用」「自主性の育成」「英語の講座」など、他校との違いを様々な形でアピールしています。

しかし、大事なのはその内容がキチンと実施されていて、成果が出ているかどうかではないでしょうか。

例えば、iPadを使った動画授業をいつでも視聴できます!という特徴は、一見すると良さそうに感じます。

しかし、どれだけの効果があるのか、誰がどれだけ視聴しているのかが不透明だと、厳しくいえばただのパフォーマンスでしかありません。

3年前と比較した実績の変化」についての説明があれば問題ありませんが、ただ掲げているだけになってしまっている学校もあります。

説明会や個別相談会では、各々の特徴について導入前後で何がどう変わったのかを質問すると、学校の理解が深まると思います。参考にしてみてください。

「手厚い」という言葉に騙されない

私立高校の説明会に参加すると、たまに

本校は手厚い指導を実施しているので、塾や予備校に通わなくても大学へ行けます

という、甘い言葉をささやかれることがあります。

個人的な意見ですが…これは2割本当で、残りの8割には疑いの目を向けた方が良いと思っています。

「手厚い」の範囲がどこまでを指すのかわかりませんが、進学実績を稼ぐ上位の子たちと、サポートが必要な下位の子たちには手厚いと感じます。が、残りの中間層には果たして…?

僕も塾を運営しているからわかるんですけど、1人の先生が手厚くできる人数は知れています。授業を持ちつつ1クラス40人全員に手厚く、というのは物理的に無理です。

「やる気がある子」「自主性がある子」は手厚く言わなくても自分で進めますし、サポートが必要な子に先生の時間を割く…となると、、、

必然的に「それなりにできている」中間層の子には、「ふんわりした補助」くらいの支援にとどまると考えられます。

なので、

全員が学校生活を楽しく過ごす

ことに対する手厚さはあると思いますが、

全員が塾や予備校なしで大学進学できる

というのは、さすがに無理筋かなと感じますね。

とはいえ、公立高校より指定校推薦の枠が少し多かったり授業外で小論文の講座がある高校もありますし、全部が全部ウソというわけではありません。

夏休みも安価で夏期講習を実施してくれる高校も多いので、そういった点は魅力的だと思いますよ。

ぜひ、お子さまに合う併願校を見つけてください!


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