こんにちは、個別進学塾トークス平塚校 代表の宮崎です。
本日は、
・学歴がないと、本当に就職に困るのか?
という内容について、お話ししてみたいと思います。
僕は過去に企業の採用担当として新卒・中途の採用活動に携わったり、人材紹介業にも従事した経験があります。
「人と仕事」に対するプロだと思ってください。
企業の採用側も、就職希望者へのアドバイザー側も、両方とも経験があるので、学校や塾の先生ではわからない就職のリアルをお伝えできると考えています。
世間ではよく、
「学歴重視の時代は終わった」
「学歴が良くても仕事ができない人が多い」
と言われていますが、それは本当なのか?本当に学歴は不要になったのか?
ひとつずつお伝えしてまいりますね。
学歴で「選択肢」が変わる
僕の中での結論を申し上げると、
「大学は出ておいた方がいい」
「新卒での就活において、学歴は重要」
この2点は抑えておくべきだと考えています。
大学は出ておいた方がいい
世間一般では「とりあえず大学は出ておかないと就職で不利になる」と言われていますが、僕はそう思いません。
僕も大学は出ておいた方がいいと考えていますが、就職自体は高校や専門学校からでも問題なくできます。
たとえば高校卒業・専門学校卒業時には、学校から会社を斡旋してもらえるので、「どこからも雇ってもらえない…」というケースはほぼありません。
業種や職種が限定されますが、ひとまず働くことはできるんですよね。
ゆえに、働くために大学を出る必要はないと考えています。
それでも僕が「大学は出ておいた方がいい」と思う理由は、
・大卒限定の採用枠にエントリーできる
・業種や職種をじっくり吟味できる
・キャリアチェンジがしやすい(20代なら)
というメリットがあるから。
たとえば、メーカー・商社・広告・エネルギー関連などの会社で働くには新卒での就活で採用されるか、中途採用枠で転職する必要があります。(一部の会社には高卒採用枠もありますが、基本的には大卒以上という条件を課されています。)
また、自分自身の仕事に対する適正も就活を通してある程度までは見極められますし、業界によるものの転職市場では有利に働くのも事実です。
反対に「大卒でない場合のデメリット」としては、
・他の業界・業種を知るチャンスが少ない
・キャリアチェンジの難易度が高い
という点が挙がります。
専門学校卒の場合、大卒者(新卒就活)のように業界・業種をみる機会がそもそも少ないため、ファーストキャリアでは学校で学んだ延長線上の仕事に就くことが多いです。
「他の世界を知らないまま就職する」のは、適性があるならむしろメリットとも言えます。
が、適性が並以下の場合は「不利な場所で成果を求められ続ける環境」なわけですから、仕事がつらくなってしまう可能性も。
そこから転職しようにも、専門性が高い美容系やアート系だと異業界へ使い回せるスキルが少なく、業種・職種が限られてしまうというリスクがあります。
僕は専門学校がダメだとは全く思いませんし、活躍している方だってたくさんいらっしゃいます。
しかし同時に、キャリア形成においては慎重に考える必要があるとも思います。
「勉強したくないからとりあえず専門学校」
「勉強したくないから手に職をつけたい」
という理由で大学進学への道を断つのは、一度立ち止まることを勧めますね。
ただ、客観的にみて熱量が高いなら、専門学校への進学も十分ありですよ。
(例:普段からギターを弾きまくってて、誰に言われても止めないぐらいの熱量の高さ)
新卒での就活において、学歴は重要
ここまでは大卒/非大卒者のお話でしたが、新卒就活において学歴は重要です。
会社規模が大きくなればなるほど、学歴フィルターが設けられている率が高くなるからですね。
僕が昔、採用領域を担当していたときにもナビサイト内の機能として存在していましたし、転職エージェントとして活動していたときにも企業側から「●●大学以上の人を紹介してくれ」というオーダーはありました。
学歴フィルターを利用してる企業に対しては、一定以下の偏差値の大学に在籍する学生からは、会社説明会や面接にエントリーすらできなくなります。
つまり、どの大学に入学するかで新卒就活時の選択肢も変わるんです。
もちろん、学歴フィルターを使っていない企業の方が多いですから、必要以上には不安にならなくて大丈夫ですよ。
ただ、事実として人気の業界・規模が大きい会社ほど学歴フィルターを使う傾向にあります。(じゃないとエントリーがバンバン来てしまい、仕事の効率が下がりますからね…。)
大手企業や人気の業界に興味がある人は、入学難易度の高い大学への合格を目指しましょう。
高学歴であっても30代以降の転職ではスキル・経験を圧倒的に見られるため、高学歴だからスキルがなくても大丈夫というわけではありません。
学歴を見られるのは、あくまでも20代の時点での就活・転職での話ですので、学歴にこだわりすぎてもダメですよ。
「大卒=稼げる・安定」ではない
ハッキリ言いますが、
大卒だからもう就職には困らないし、お金持ちではないけどまぁ普通ぐらいには稼げる!
とはなりません。
大卒イコール安定という幻想は捨てましょう。
学力と「お金を稼ぐ能力」は別モノ
そもそも学力とお金稼ぎの能力にはゆるい相関性はあるものの、全く別です。
学力は自分が知識を習得すれば高まりますが、お金を稼ぐ能力は相手が求めているものを提供する能力が必要です。
たとえば、僕が
「勉強教えます!」
と言えばお金をいただけるかもしれませんが、
「僕が書いた絵を買ってください!」
と言っても、誰からもお金はもらえないでしょう。誰も僕に対して、絵を求めてないからです。
さらに興味の有無や職務適性も加わるため、単に学力があるから高収入になれる!とは限らないんですよね。
学力がある人は、処理能力が高い
じゃあ学生時代の勉強や受験は全く無意味なのかというと、そんなことはありません。
学生時代に勉強をキチンと取り組んできた人は、知識力・処理能力・洞察力が高いと感じます。
※あくまでも傾向の話で、学力がないから知識がないわけではありません!
たとえば、とある仕事を別々の2人に依頼した場合に、
・1の成果を出せるのか
・10の成果を出せるのか
・100の成果を出せるのか
を考えたとき、学力・学歴との関係値は深いと感じます。
もちろん、肉体労働や芸術系の仕事(歌手など)であれば異なりますが、資料作成やマーケティングなどの業務を依頼するときには、クオリティの差はたしかに存在します。
これは学力を伸ばす過程で身についた「問題解決能力」による差だと、僕は思っています。
中高生のうちにすべき、たった一つのこと
「学歴はあったほうが良いし、なくても生きていける」のは、ここまででお話ししてきた通りです。
では、就職・仕事といったことがらに対して、今の中学生・高校生が将来困らないためには何をすべきなのか。
これは僕の中では明確に答えがあって、なんでもいいから「努力」しましょうと伝えています。
対象は問いません。「努力すること」こそが将来の可能性を広げられる、唯一の方法です。
企業は「努力できる人」を採用したい
中学生・高校生も含めた学生時代にやっておくべきことは、何らかの「努力」です。
勉強でも、部活でも、芸術でも、ゲームでも、YouTubeでも、なんでもいいです。
とにかく、まだ見ぬ光景を目指して努力した経験を持っている人ほど、企業からは魅力的に映ります。(20代のうちは)
それは、「今まで努力してこれたんだし、仕事に対しても努力を重ねて、成果を出してくれるのではないか」という期待値が高いから。
企業による採用の場において、目の前の人を採用するか否かは「会社にとって、どれだけメリットがある(見込みがある)のか」で決まります。
つまり、採用するメリットがあると思ってもらえたら、採用されるわけです。
仮にあなたが採用担当者だったとして、20代の若者を採用するとなったら、どんな人を採用したいですか?
サッカーが得意な人、歌が上手な人、勉強ができる人…あなたがどんな想像をしたのかはわかりませんが、おそらく「一生懸命になれる人」という点では共通しているはずです。
一生懸命に何かに打ち込んだ経験は、必ず役に立ちます。努力さえできるなら、あとは時間さえかければ実績も後からついてきますからね。
もういちど言いますが、「努力すること」こそが将来の可能性を広げられる、唯一の方法です。
これを読んだ中学生・高校生は、今日から努力の積み重ねをスタートさせましょう。
勘違いしている大人も多いんですけど、就職・転職活動の場においては(重要なポストを除いて)「結果」はあまり見られません。「なぜ」「どうやって」取り組んだのかを見られます。「自分には何も特別なものはない…」という人こそ、ひたむきに努力しましょう。努力は誰でもできますからね。
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