【質問きてた】子どもからスマホを取り上げるべき?
こんにちは、個別進学塾トークス平塚校 代表の宮崎です。
最近、中学2年生の息子を持つお母さんからこんな相談があったんですよね。
息子が2年生になってからずっとスマホを触るようになってしまって、勉強どころか言ったことを全然やらないんです。
お風呂に入りなさいって言っても、ゲームや動画をなかなか止めなくて困っています。
いっそのことスマホを取り上げようと考えてるんですけど、どう思いますか?
塾の先生にとっては結構「あるある」な相談なんですが、正直僕も中学生くらいの頃は寝食忘れてゲームやマンガに没頭したこともあったので、、
むしろ息子側の気持ちがよくわかります。笑
僕が中学生ぐらいの頃って、それこそガラケーが流行りはじめた時代ですから、親から怒られても隠れて夜中まで友達とメールしたり電話したり…という経験は自分にもあります。
とはいえ、ずっとスマホを触っていると私生活にも多大な影響を及ぼしてしまうので、なんとか対処したいですよね。
本日はこの相談について、今日から実践できる内容を中心にお話ししますので、最後まで読んでしっかり子育てに活かしてください!
個別進学塾トークス代表の宮崎です!
大手塾に勤務後、独立し茅ヶ崎市に自分の塾を開校。常に満席になることが増えたため、2教室目としてトークスを立ち上げました。
10年以上の指導歴があり、数百名の合格者を出している、神奈川県の高校受験・大学受験の専門家です。
家庭のルールを作り、守らせる
正直なところ、スマホは勉強を阻害する最も邪魔なアイテムですから、
取り上げて解約する!
というのもひとつの方法です。
しかし一方で、一般的にはスマホの使用を全否定している親よりも
全部がダメだって言ってるんじゃないんだよ。
やることをやってから触れって言ってるんだよ。
という意見を持つ親のほうが多いのではないでしょうか。親の立場としては、できることなら両立させたいですよね。
これをズバッと解決する方法として、僕はいつも「家庭のルール」をきちんと策定しましょう!と伝えています。
結局、ルールがない(あっても機能していない)から、
「まだやってるの?」
「まだ全然やってないのに!」
という応酬がはじまり、収集がつかなくなるんです。
線引きがないゆえに親としても取り締まれないわけで、ルールがあれば「もうやめなさい」という大義名分ができますし、本人からしても「これ以上はやめとくか」となります。
ここまではOK、ここからはNGという線をきっちり引くことで、スマホ使用における親子間の争いはなくなるでしょう。
どんなルールを作ればいいのか
ルール作りについて
結論からお伝えすると、親子ともに納得がいくルールがベストです。
親が押しつけるルールでは反発を生み、子どもの考えたルールだと線引きが甘い(根本の解決にならない)ことがありますからね。
一方的に押しつけても、子どもは「わかった」と言いつつ内心では納得していません。
1ヶ月もすれば「だってそんなのお母さんが勝手に決めたルールじゃん!」という言葉とともに、スマホ利用のルールが崩壊してしまいます。
そのため、ルールの話をするときには一方的な通達ではなく、
「こうしてほしい、っていう内容はある?」
「それだと◯◯する時間が取れないんじゃない?」
「それなら◯◯を△△するけど、それでもいい?」
といったように、希望を聞きつつ現実的な落としどころを探っていけると良いでしょう。
キツすぎても続かず、緩すぎても効果がないので、ちょうど良い塩梅のルールを作りたいですね。
ルール違反が発生したら
同時に、ルールを破ったときのペナルティを必ず設定しましょう。
ルールを守らなかったときのことを考えておかないと、いざそのシーンが訪れたときに揉めます。
これは自動車で考えるとわかりやすいんですが、もしも法律が
交通違反を行っても反則金の支払いや点数ダウンがなく、口頭注意で済む
となっていたら、おそらく現在より多くの交通違反が発生しているはずです。
違反しても罰則がないなら、違反することへの抵抗・恐怖もありませんからね。
ルールについて話し合うときにはどこまで許可するのかという線引きと、違反時のペナルティを明確に。
十分に話し合って決めたルールだったとしても、本人が約束を守らない場合があります。
そのときには子どものために、臆さず本当にペナルティを課しましょう。
例外を作ってしまうと
「あ、ただの脅しなんだ」
と思われてしまい、打つ手がなくなりますからね。
その場合、当然ながら本人からは言い訳や釈明があると思いますが、一切無視してルール通りペナルティを与えましょう。約束を破ったのは本人ですから、仮に解約するというルールなら問答無用で解約です。
もしかするとけっこう辛口だと思われるかもしれませんが、本当にそうでしょうか?
たとえ嫌われてでも「物事の限度・線引きを守ること」の大切さを説くということは、僕はとても大事なことだと思いますよ。
スマホを取り上げるべきか?と悩むレベルの中高生に対しては、親も本気で約束を守らせる気持ちを持たないと、実現はなかなか難しいです。
本人が自分自身でセーブできることが理想なんですけどね。。
ちなみに僕は小学生のときにプレステのゲームをやりすぎて、目の前で母親にゲームのディスクを真っ二つに割られたことがあります。笑
今だから笑い話になりますが、さすがに当時は衝撃でしたね、、(^^;)
家庭でのスマホのルール例
僕自身も気になったので各家庭では実際にどんなルールを設けているのか、少し調べてみました。
気になったルールを2つほどご紹介します。
まずは「時間」に関するルールですね。最もメジャーでわかりやすいルールだと思います。
「夜9時以降は使用禁止」(神奈川県・20代女性)
出典:学研きっずネット(https://kids.gakken.co.jp/parents/education/240422/)
「動画視聴は1日1時間まで。学習に使うときは時間制限なし」(愛知県・20代女性)
「スマホの使用は夜8時まで。30分経ったら休憩する」(広島県・30代女性)
「宿題が終わってから22時までOK」(石川県・30代女性)
主に「スマホの利用は◯時まで」「使っていいのは◯時間まで」といった時間帯指定もしくは時間数指定ルールが多そうです。
僕がルールを作るなら、ここに「勉強が終わってから」「家の手伝いが終わってから」という制限も加えると思います。やることを終えて余った時間で遊びましょう、という主旨です。
もう1つは「使い方」に関するルールです。
「携帯ゲームは課金ができないように設定しています。また、SNSのアカウントは鍵をかけることを条件にして、顔見知りの友だちとだけ動画や写真を共有するようにしています。」(愛知県・30代女性)
出典:学研きっずネット(https://kids.gakken.co.jp/parents/education/240422/)
「出会い系サイトやアプリの禁止、SNSでの出会いを禁止」(大阪府・50代女性)
「デバイスを使用した後は目の休憩時間を作る」(兵庫県・30代女性)
「友だちに貸さない。乱暴に扱わない」(熊本県・30代女性)
「アプリのダウンロードは保護者しかできないように設定しています」(広島県・30代女性)
使い方のルールを定めておかないと、
・変なページに誘導されて個人情報を抜かれたり
・友人とのトラブルに発展したり
・いつの間にかアプリに課金してたり
と、はっきり言ってロクなことがありません。
知らない人と会わない、写真や動画は載せない、貸し借りしない…といったルールはスマホに限らず、私生活上でも必要な考え方ですね。
また、上記の「時間」「使い方」に加えて「場所」「点数や成績」のルールも明確にしておくと、後々のトラブルを防げます。
結局、線引きがあいまいだから揉めるので。そこまでびっしり決めなくても構いませんが、ある程度キチッとしておくと楽かなと!
スマホ使用時のルールを設けて、親子ともに納得のうえで使ってもらうようにしましょう。
個別進学塾トークス平塚校では現在、無料で勉強や受験に関する相談や体験授業を実施しております。
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